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先日、「トモテック」という業者が盗品等有償譲り受けの疑いで摘発された事件がありました。この業者は秋葉原にもお店を出店していたこともあり、その辺に関連するお話など。
秋葉原に限らず、中古パソコンショップやネットオークションなどで、現行の最新機種が販売、出品されていることがよくあります。新品を売っているお店なら何も問題がありませんが、なぜ中古ショップで?ちょっと不思議です。 この場合、2つのケースが考えられます。1つは自社で新品で仕入れた商品を何らかの事情により中古品として販売しなくてはならなくなったケース。これは一度開封してしまったものや、外装の状態が極端に悪いもの、他にもいろいろあります。 もうひとつのケースは新品の状態の商品を買取したもの。販売時にメーカー保証書に印や日付を入れてないもので、まったく新品と同じ状態のものです。 なぜ現行の機種を売ってしまう人がいるのでしょう?これもいろんな事情があると思います。買ったけど事情が変わって不要になった人、懸賞で当たったけどお金の方がいい人、などなど。 買取の中には換金目的のために売られた商品もあります。これは個人の場合、業者の場合2通りあります。個人・業者それぞれ目的は同じです。キャッシング枠はないがショッピング枠があり、その枠でめいいっぱい買い物をして、それを売って現金化する。お金を借りることができなくても、現金を手にすることができるというものです。これはいけないことなんですが。 最近では、クレジットカードで現金をお貸ししますというローンショップがありますが、多くはこういう手口で現金を用意します。「ミナミの帝王」にもそういうシーンが登場したことがあります。 お客さんに自分で買い物、売却までさせるところもあるようです。中には詐欺まがいのところもあるようです。 今回、トモテックが摘発されたのは、そういう不当に手に入れたパソコンと知りながら買取をしていたためです。ですから普通のお客さんとして買取に持ってこられた場合、買取をしているお店も対処しようがありませんので、知らず知らずのうちに買取をしている場合は結構多いと思います。 もしかしたら知っていて買取をしているところはまだあるかもしれません。こういう商品は俗に「金融品」と呼ばれたりしています。買い取る方も、新品と同じものを安く仕入れられるのでおいしい訳です。 そしてそれは買う方にとってもお得な商品です。新品より安く新品に近い商品を購入できるのですから。アウトレット品として並んでいるものや、激安ショップで売っているものにこういう金融品が混ざっていても買う方からしたら判別しようがありません。 お金を借りないといけない状況で切羽詰ってくると、どんな方法でも現金を用意しなければ、という気持ちになるのは良くわかります。私もそのような体験をしましたので。でもクレジットカードを現金化したところで、ほんの一瞬の時間稼ぎ程度にしかならず、借金が増えるだけで何の解決にもなりません。そういう所は利用しないことが一番です。もちろんそういう状況にならないことが大事ではありますが。 ■詐取のパソコンなど購入「処分屋」を逮捕・警視庁 (NIKKEI NET) ※店に行く時は事前にホームページなどで営業しているかを確認してください。 |
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